第4回 エンペラータイム

うまやのパチ屋事件簿

皆さまこんにちはっ!

貴重な自由時間をこんなウマ野郎のコラム見る事に使ってしまうなんて、皆さんももう負け組ですねっ!

ドン馬イ!ドン馬イ!

さあ前回は初めてパチスロに触り、その魅力にどっぷりハマっていったという話をしましたね。

皆さまも初めて打ちに行った事、初めてパチスロに触った時の事、覚えてますか?

紆余曲折を経て今も楽しくパチスロが打ててる。それだけで勝ちみたいなもんですね。

実収支なんてどうでもいいのよ。

とにかくパチスロを打たせろ〜w

さて、前回は高校生にして週末スロッターになったという話でしたね。

高校生ながら知っているリーチ目を増やす事に情熱を注いでおりましたが、スープラの次はニューパル、ダイバーズ、ピンクパンサー、フリッパー、イブ、そしてクランキーコンドルなど裏返ってなさそうなAタイプをせこせこ渡り歩いて勝ったり負けたりして遊ばせてもらってました。

この頃はパチンコも好きでよく打っており、スロットと1:1位の割合でその日の気分で打ち分けておりました。

さあ、次のパチ屋事件はどんなものなのか。

それでは第4回。いきまーす!

モーニング

モーニングというサービスをご存知だろうか。

朝イチに沢山来客して欲しいホールが、何台かボーナスフラグが立った状態で開店を迎えるという、それはそれは素敵なサービスだ。

そんなサービスを地元のツレのマー(詳しくは第2〜3話参照)から教わった。

そんな事を知ってしまったら行きたくなるのがスロッターの性。

朝から並んでパチンコ屋に入る。それは思っていたよりも緊張した。

更に学校が違う事もあり今日はマーは居ない。自分1人だけ。

そして列の前の方では怖い系の人達が並びながら話をしている。

「〇〇番台はしばらくモーニング入ってないから俺今日狙ってんだよ」

とか

「俺モーニング来たって目押しできねぇから一台しか打てねえのよ」

とか怖い人同士で話をしていた。

とにかく全力で存在感を消しつつ開店を待つ。

この人が狙ってる台とか間違って座ってしまったら銃で撃たれるんかな。

目押しできない人に、お前見慣れない顔なのに何台も打って生意気だなって刺されないかな。

怖かった。帰りたかった。

でもせっかく来たし入るだけでも。1,000円打ったら帰ろう。

そして開店。怖い人達はスーバニ狙いのようでひと安心。

自分が選んだ機種はスープラ。慣れたもんだ。

サンドにお金を入れて3枚掛け。

「ダッ、ダッ、…ダッ」

「チャーンチャーチャチャーン♪チャチャ-チャ-チャーン♪」

「そ、揃った(汗)」

怖いおじさんたちもそれぞれモーニングを取れたらしくホクホク顔だ。

大当たりを消化しているうちにスープラ島もひと通り1回転カニ歩きされていた。

モーニングが入っていたのはたったの2台。

全20台くらいあるうちの2台だった。

カニ歩きなんて怖くてやるつもりもなかったし、朝決めた1台でハズレなら1,000円打って帰ろうと思っていたのに…

これは…稼げる!

こうして朝はモーニングに寄ってカニ歩きしてから学校へ行く毎日が始まった。

狙えば揃う⁉︎

おかげで学校は遅刻がちになり、なんとか出席日数ギリギリで3年生に進級した頃の話。

いつもモーニングを狙っている店の道の向こう側に出来た新しいホールに新台が入ると聞いていってみる事に。

新台の名前は「ラッキーチャンス」。

黒い宇宙っぽい洒落たパネルにラッキーチャンスの文字。リールには7、BAR、ラッキーチャンス図柄、そしてサングラスをかけたみかん⁉︎

この頃は大量リーチ目全盛期。座る前にメインとなりそうなリーチ目をリーチ目シールで確認する。(リーチ目シールとは筐体に貼ってあるリーチ目が書いてあるシール)

この台のリーチ目は…

ん?リーチ目ではなくチャンス目と書いてある。とりあえず数回転適当に回してから視認しやすいバー図柄を一回狙ってみると…

なんと揃って大当たり。

そしてまたまた数ゲーム適当に打ってからバー図柄を狙うと…揃う。

え?何これ?狙えば揃うじゃんwww

新台打ったらなんか引き強い時あるよね?

きっと「それ」だったのでしょう。

たまにあるよね、詳しく知らない時の方が引ける「それ」。

ということで、あっという間に箱いっぱいにコインを出したところで、狙っても揃わなくなってきたのでその日は大満足で帰宅した。

ラッキーチャンスのビッグボーナスのファンファーレはいまだに忘れないなぁ。

夢の大連チャン⁉︎

高校3年になり単車が欲しくなった。

でもお金はない。親に相談したら「頭金10万貯めたらローン組んでもいいよ」との事。

きっと親からしたら毎月しっかりバイト代を貯めて10万円用意出来るようなら毎月のローンも払えるだろうという意味だったんだと思う。

そしてピザの配達員のバイトを始めたある日、前日のバイトの疲れですっかり寝坊した私は原付で学校に向かっていた。

バイク通学は学校で禁止されているのでこの時は私服。ポケットには3,000円。時間は9時。

「パッキーカード買えるな」

そう思った私は通学中に通りかかるパチンコ屋Cに吸い込まれた。

この頃はCR機黎明期で保留連チャン機から確変機へと切り替わるパチンコ全盛期だったと記憶している。

自分の中では、激しいのはパチンコ、遊べるのはスロットという認識だった。

宝くじ感覚でワンパッキー勝負をしに通学中に寄ったホール。ここで選んだ機種は「CR花満開」。

3,000円パッキーを買っていざ勝負。

全財産を賭けて…笑

ほどなくして桜が散るスーパーリーチから揃った図柄はなんと「7」。

当該大当たりとは別に+2回の大当たりまで確約の確率変動図柄だ。しかもその+2回のうちに再度確変図柄で当たれば更にそこから+2回。

そこ後アレよアレよと当たり続け、気づけば今まで出したことのない量のドル箱に囲まれていた。

換金額で13万ちょっとあった。

脳汁というものがあるなら間違いなくこの時感じたアレは脳汁だろう。

それほどに頭の中がクラクラするほど気持ちよく、そして嬉しかった。

そして帰宅後、親に10万円を渡して無事後日単車を買えることとなった。

しかし、貯金もせずにあぶく銭で支払った頭金。

結局ローンは途中から払いきれず最後は父親に泣きついて払ってもらった。

いやあよくよく思い返してみるとなかなかのクズだなぁ(汗)

さて、今回はここまでです。

勝った時の記憶ばかり残っているからか勝ち自慢ばっかりでつまらないですか?

今回は勝った時の記憶を集めたエンペラータイム特集だったのでいわゆるメシマズ回になってしまってますね。

申し訳ない。

あと何回か読み進めてもらえば、輩にからまれた話とか、くっそ負けしたメシウマ話とかも出てくるかもしれないのでこれからも引き続き読んでいただくよう是非よろしくお願いいたします。

ではでは〜

うまや

ただのいい人ぶった目押しソルジャー。毎日出勤したふりをしてどこかで技術介入機を打っている。横浜銘菓○ーバーと裏の繋がりがあるとかないとか。

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