皆様こんばんはっ!
ぽちスロマガジンの馬面(うまづら)担当のうまやです。
皆様の親戚内、同級生、会社の仲間など、どこかに居るはず「うまづら担当」。
私はどこの集まりに行っても「それ」になります。
まあウマみたいな顔に産まれてきたからね。
しゃあないしゃあない。ドン馬イ!ドン馬イ!俺!
さて、前回は中学生にして早くも使ってはいけないお金でパチンコを打ったお話でしたね。
今回のはどんなお話になるのでしょうか。
それではうまやのパチ屋事件簿!第3回スタート!
中学を卒業して高校生に
さて、使っては行けないお金でパチンコを打ち、さらにそれを補填しようと借金までこさえてしまったわけだが、やっぱり思うことは「パチンコ打ちてぇなぁ」なのだ。
しかし流石の私もお金がなければ打てない。
打てなきゃ打てないでなんとなく忘れちゃうもんで、パチンコのことなどすっかり忘れたまま高校に進学した。
高校生になってすぐにバイトをした。
部活にバイトに恋にバイク。
忙しくてお金を使う暇もない。
…ハズである。普通なら。
そこはやっぱりうまやじゃん?
隙間隙間でパチ屋に行くのよね笑
初めてのマイホ
高校は別々の学校になった中学時代のツレの「マー」(第二回参照)。
マーとは週末に集まりパチ屋の情報交換をしあっていた。
S店は店員がうるさくて歳がバレると追い出される。
とか
M店は客がヤ◯ザばっかりで出口のところに銃痕があるし怖いから近寄らない方がいい。
とかそんな具合だ。
そんな中
繁華街駅改札口反対側のI店は上着だけジャンパー着てれば高校の制服のズボンで行っても平気なほどチェックがザルらしい。
と、なんとも有力な情報をゲット。
私服なら余裕でイケちゃうらしいw
こうして高校入ってしばらく週末はマーと一緒にI店へ行く事になった。
パチスロ打とうぜ
I店は地上入口から半地下のパチンコフロア、半二階のスロットフロアからなる設置数は多分200台より少ない位のお店だった。
お店に入る前に帰りの電車代 として150円だけはGパンのポケットに入れておく。
これだけは使っちゃダメ。絶対。
そして店に着くとまずは羽根物で手持ちを増やす。
負けた時は相方のマーが出てれば借りて打つ。
運良く勝った時はセブン機(この頃はブルーハワイとかを打っていた記憶)でさらに増やす。
しばらくはそんな感じで勝ったり負けたりしながら遊べていた。
そんなある日、マーからスロットを打ってみようと誘われた。
「スロットか…」
当時のパチスロはパチンコスロット併設店で島端に2面〜4面程度しかなく、自分的には「脇役」のイメージだった。
しかもその「脇役」を嗜んでいるのはコワモテのオジサンが多く、気楽に立ち寄れる雰囲気では無かった。
とりあえず次の週末には一回スロットを打ってみることに決定した。
オレのハートをガッチリキャッチ
初めて足を踏み入れたスロットコーナーに緊張しつつも、マーの先導で辿り着いた機種は山佐の名機「スーパープラネット」(以後スープラ)
(当時はコンチネンタルⅡやコンチネンタルⅢ、スーパーバニーガールなどの設置があったような記憶がある。)
何故マーがスープラを選んだのかは未だに不明なのだが、この日スープラを打つ事によって今後の人生が左右された。と言っても過言ではない。
まず怖い気持ちをほぐしてくれるなんとも可愛らしい図柄。目が付いた愛らしい土星君。リーフの付いたカッコいい7図柄…
コインを借りて台に投入した時の「ダッダッダ」という心地良い投入音、ボタンを押してリール停止した時の「ガチャ」という重量感のある音、払い出しの際の「ジリリン」音、ビッグボーナスを引くとけたたましく島中に鳴り響く「もろびとこぞりて」…
全てが私の胸を撃った。
正直なところ、この日勝ったか負けたかを覚えていない。
でも胸に「ズキュン」と来たのだけはハッキリと覚えている。
攻略誌で攻略法を知る⁈
実は初めのうちは、自分もマーも7図柄をちゃんとピッタリに押せば当たる(揃う)と思っていた。
「フラグ」の概念もなければ「すべり」の概念もない。
もっと「スープラ」の事を知りたかった私とマーはマーの家にあったマーの兄貴のパチスロ攻略誌を読んでみることにした。
そこには「リーチ目」や、「フルーツ」がどうのこうのと訳分からん事が書いてあった。
意味はわからないが2人で「なるほどな」とか言いながらわかったフリをした。
マーも絶対わかってないと思ったのでこの記事に書いてある「リーチ目」とかいうやつと「フルーツ」とかいうやつはとりあえず無視する事にした。
それともう一つ。スープラの目押しテクニック「スープラ打法」なるものが欄外に載っていた。
目…押し?目で押すのか?よく読んでみることにした。
リールを上部から斜め下を覗くように見ると、リールの「切れ目」が通過するのが分かる。
切れ目が見えた瞬間から「スープラ、スープラ、スープラ」と言いながらスープラの「ス」の時に切れ目が通過するように「スープラ」と言う。毎回転切れ目が見えるたびに「ス」が来るように「スープラ」だ。
それを言い続けてスープラの「プ」の時にボタンを押すとリール上に7が止まるのだと。
これがスープラ打法だ!
目で見て押すから目押しか!なるほど!
これはもう攻略法だ。いつでも7付近を狙えるなら当たる確率も上がるはずだ。
勝ち確定だと思った。
(その後打ちに行って、狙っても揃わない事を知り、また別の日にフラグという概念、リーチ目とは何かなどをマーの兄貴に教わる)
パチンコと違ってパチスロには自分で「打っている」実感があり、目押しもなんとなくできている事で、攻略した気になって瞬く間にのめり込んでいった。
また、見た目に綺麗なリーチ目があったり、自分だけが気付くような少しレアなリーチ目も次々と覚え、気づけばスープラ沼にどんどんハマっていった。
そして来る日も来る日も土星くんの事を考え、学校では授業そっちのけでノートにリーチ目を書き、週末はひたすら7を狙いにホールに行くのだった。
そして今30年後の2024年。未だに仕事そっちのけで就業中にこのコラムを書き、終業後にはホールに向かうのであった。
〜はい。今回はここまで。〜
今回はなんの事件も起きてないじゃないかと思ったそこのあなた!
おっしゃる通りです!
申し訳ございませんw
なんか書いててノッてきちゃって本題まで届かなかったw
うまやがパチスロと運命の出会いを果たしたっていう事件が起きたと汲み取ってもらえると幸いです。
ではまた次回反響がありましたら書かせていただきます。(無くても書きます)
ありがとうございました〜
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